止まらないP2Pファイル共有ソフトの利用!
児童買春・ポルノ禁止法違反の摘発、本格化の兆し!
定期的な利用者は15万人前後と推定
ネットエージェント株式会社では、2014~2015年の年末年始期間における、代表的なP2Pファイル 共有ソフトウェアのWinny(ウィニー)・Share(シェア) ・Perfect Dark(パーフェクトダーク)それぞれの利用者数(ノード数)を調査いたしました。
計測日毎の利用者数から、 現在でもおよそ15万人前後のユーザが、未だにこうしたP2Pファイル共有ソフトを定期的に利用しているものと推測されます。
昨年と比べると、逮捕・検挙者が多かったShareをはじめ利用者数(15万~20万人と推定)は減少しているものの、未だに多くの利用者がいることが分かりました。
2014年P2Pファイル共有ソフトウェアごとの検挙・逮捕者割合も
引き続きShareがトップ
2014年の一年間に、報道発表などから判明した情報をもとに集計を行った結果、警察によってP2P観測システムを利用した取り締まりの対象とされ逮捕・検挙に至った、P2Pファイル共有ソフトウェアを利用した違法行為の比率は、Shareの利用によるものが全体の半数近くを占め、次いでCabos(カボス)*1、eMule(イーミュール)*2、Perfect Dark、μTorr ent(マイクロトレント)*3と続いていることが分かりました。
*1: LimeWire(ライムワイヤ)等と同じくGnutella(グヌーテラ)ネットワークを利用するP2Pファイル共有ソフトウェアの一つ。
*2: eDonkeyネットワークおよびKadネットワークを利用するP2Pファイル共有ソフトウェアの一つ。
*3: BitTorrent(ビットトレント)ネットワークを利用するP2Pファイル共有ソフトウェアの一つ。
また、逮捕・検挙された年齢層を見てみると、昨年同様30代~40代が多く全体の69%を占めています。スマートフォンの普及に伴いPC離れの進む若年層はP2Pファイル共有ソフトの利用率も低いことが窺えます。